オーガニック

オーガニックの食事が体に与える影響

エステやジムに通ったり、化粧品にお金をかけていたのに

デリカシーのない友達に「なんか太った?」なんて言われてムッとしたり、

「そういえばニキビがない肌を見たことないかも・・・」

なんて思ったことはありませんか?

体は毎日食べたもので作られているので、食べたものが細胞になります。

つまり外側からいくら体のケアをしても、内側(細胞)から変えていかないと効果を感じづらくなるのです。

毎日忙しい生活をしていると「今日はインスタント食品にしよう!」と思う日もあるかもしれません。

この記事を最後まで読むと、オーガニックの食事をとることで、体に与える影響を知ることができます。

  • オーガニックの食事で美容健康へのいい影響
  • オーガニック食材の栄養素
  • 日常生活でオーガニックの食事を取り入れる方法
  • オーガニック食材を安価に手に入れる方法

オーガニック食品とは

農薬、化学肥料を使わない農法のひとつです。一見すると無農薬のような気もしますが、約40試種類の農薬が許可されているので無農薬ではありません。

これは国によって決められていますが、日本は他国と比べると基準は緩いので多くの農薬、化学肥料が使われています。

国産であれば安心とどこかで思ってしまっている方は多いと思います。

拓殖大学国際学部の竹下正哲教授はこのようにいっています。

FAO(国連食糧農業機関)の統計によると、中国の農薬使用量は、農地1haあたり13kgという世界トップレベルの数値だ。だが、実は日本も11.4kgの農薬を使っており、中国とほぼ変わらない。日本も中国に劣らず、世界トップレベルの農薬大国なのだ。

(「国産が一番安全だ」と盲信する日本人の大誤解より引用)https://president.jp/articles/-/32274

オーガニック食品の食事に変えることによる体への影響

「体には良さそう」とは思いながらも、体に実際どのような影響が出るのでしょうか?

腸内環境への影響

ここ数年、腸内環境を改善する美容健康法が取り上げられ「腸活」とも呼ばれるようになりました。

この腸活は腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことが、ポイントのひとつになります。

当たり前ですが、腸内にはたくさんの菌がいます。

しかし外の世界の雑草を枯らす除草剤(グリホサート)によって、善玉菌が弱くなるという研究結果がいくつもあります。

また脳神経への影響や、発がん性の懸念もあるので、食べ物を選ぶことのできない子どもには特に気をつけてあげたいですね。

子どもへの影響

特にミツバチの神経を狂わせて、帰ってこられなくするネオニコチノイド系の農薬は、ミツバチだけではなく、ヒトの脳神経にも影響すると発表。

欧州食品安全機関,ネオニコチノイド系農薬がヒト脳に発達神経毒性の可能性ありと公表
論文:https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000002-I025159849-00

農薬の使用とともに、子ども自閉症が増えてきているのも事実で、記憶障害にもなる懸念が考えられます。

現にEUではミツバチ大量死の原因として、ネオニコチノイド系はの農薬は使用禁止となりました。

対して日本は規制が緩くなり、反対運動もありましたが、現状は変わりません。

今まで何も気にしないで食事をしてこなかった人でも、今から変えれば大丈夫です。

実際に10日間、14日間オーガニックの食事に変えたことで体の変化があったという事例を紹介していきます。

10日間オーガニックの食事を変えた場合の体の変化

これはグリーンピースという団体で実験をした事例です。

14日間オーガニックの食事を変えた場合の体の変化

海外の事例になりますが、海外のハフポストの事例です。

オーガニックの食事をとることのメリット

具体的にオーガニックの食事をとると、どんなメリットがあるのでしょうか。

たくさんのメリットがありましたが、4つにまとめました。

  • 体にいい影響
  • 味と栄養
  • 安全性
  • 地球の環境

では詳しく見ていきましょう。

いい影響を及ぼすオーガニックの食事

 

おいしさと栄養

 

食事の安全性

  • 遺伝子組み換え
  • 残留農薬
  • 化学肥料
  • ホルモン剤
  • 抗生剤
  • BPA
  • 除草剤
  • 放射性物質
  • 添加物

現代は口に入れるものまで、いろいろな危険性が潜んでいます。

日本は添加物の量も種類も他国より基準が緩いので、1日約10g年間4kgもの添加物をとっています。

「今、健康だから大丈夫」と思う人もいると思いますが、添加物同士、添加物と農薬などが混ざった時の安全性は研究されていないので、本当に安全かどうかはわたしたちで実験されているようなものです。

地球環境

 

オーガニックの食事をとることのデメリット

こんなにいいことばかりですが、デメリットはあるのでしょうか。

デメリットは体への影響ではない問題になります。

値段が高い

オーガニック食の良さがあまり一般的に広まっていないため、生産量を多くできないため、比較的値段が高くなってしまいます。

農薬・化学肥料を使わない分、生産者の手間がかかり、栄養価も高いので、多少高いのは当たり前のことです。

オーガニック食材は、栄養価が高いのでサプリメント代、未来の健康への投資として考えると安いですよね!

買える店が限られている

以前よりだいぶオーガニック食材が買える場所が増えてきましたが、まだまだ買える店は限られています。

これもオーガニック食材が高くなってしまう原因のひとつになります。

需要があるとわかると、企業ももっとオーガニックスーパーを増やすことでしょう。

オーガニック食材を買う方法

良さは分かったけど、「近所のスーパーだとオーガニック食材が揃わない」と思うこともあるでしょう。

他にもオーガニック食材を手に入れる方法を紹介していきます。

自然食品店で、実物を見て買う

大手スーパーでオーガニック食品が比較的多いところは、イオンやライフです。

どちらもオーガニックのプライベートブランドがあります。

  • イオン・・・トップバリュグリーンアイ
  • ライフ・・・ビオラル

首都圏中心ですが、地域の名産がある自然食品店探しも楽しいものです。

また実店舗もありながら、ネットショプも多くなりました。

ビオセボン 東京・神奈川に24店舗あるパリ発のイオングループ
ナチラルハウス 首都圏中心に10店舗
こだわりや 首都圏・関西中心に46店舗
自然食F&F 首都圏中心に27店舗
NATIONAL AZABU 都内3店舗・海外の食材が多い

もし近所にあればぜひチェックして見てください。

またオーガニックのひとつの判断材料として、有機JAS認証マークがありますが、小規模の生産者には取得はハードルが高いと感じます。

  • 高額な費用
  • 専門家がいるほど手続きが大変
  • パソコンのみの受付

なので有機JAS認証がない場合でも、多少の目利きができると安心です。

ネットスーパーを利用する

上記の実店舗のオーガニックスーパーもネットストアがあります。

その他、Amazonや楽天にもたくさんあるのでアカウントがあるものでまずは調べて見ましょう。

商品数が多いこと、調味料、お米など重いものも家まで運んでくれるのもネットスーパーのメリットです。

生産者から直接送ってもらう

オーガニック野菜というだけでも栄養価が高いのですが、季節の野菜やくだものは特に栄養価が高いです。

必要なものを指定して送ってもらうこともいいですが、その日収穫できたものを送ってもらうようなお任せコースがあるなら、季節を感じられて違った楽しみ方ができます。

また仲介業者を挟まないので、スーパーで買うより安かったり、新鮮な食材が届きます。

神経質にならずに、知った上で自分で選択ができるように

オーガニック食品を食べるのは、健康や美容のためなのに、神経質になってストレスを抱え込んだり、精神的に不安定になるのは本末転倒です。

それでは長く続きませんし、ダイエットのリバウンドのように、元の食生活に戻りたくなる

完璧なオーガニック生活が目指せたらいいけど、現代社会において妥協しなきゃいけない場面にも遭遇すると思います。

誰に強制される事でもないので、自分ができる範囲で、自分のルールの下で、心地よくオーガニック生活をすることで、