「なんだか常に気が張っている」「休んでいるのに、休まった気がしない」。そんな感覚はありませんか。
その背景には、自律神経のバランスが関わっているのかもしれません。自律神経とは、呼吸や心拍、体温などを、あなたが意識しなくても24時間調整してくれているしくみです。毎日、頭を使い続けている人ほど、このバランスが乱れやすいと言われています。
この記事では、自律神経がなぜ乱れるのかを脳科学の視点でやさしくお話ししながら、今日から試せる整え方までご紹介します。
自律神経とは(定義)
自律神経には、体を活動モードにする交感神経と、休息モードにする副交感神経の2つがあります。日中は交感神経が、夜やリラックス時には副交感神経が優位になり、シーソーのように切り替わりながら体を整えているとされています。
大切なのは、どちらが良い・悪いではなく、切り替えがスムーズかどうか。この切り替えがうまくいかなくなった状態が、いわゆる「自律神経の乱れ」です。
こんなサインは自律神経が乱れているかも|セルフチェック
次のうち、いくつ当てはまるか数えてみてください。
- 休んでいても、気持ちが休まらない
- 肩や首がいつもこわばっている
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 朝からだるく、エンジンがかかりにくい
- 理由もなく不安になったり、落ち着かない
- 手足が冷える、または急に汗ばむ
- 胃腸の調子が乱れやすい
当てはまる数が多いほど、活動モードと休息モードの切り替えがうまくいっていないサインかもしれません。
なぜ自律神経は乱れるのか|脳とのつながり
自律神経の乱れには、脳の使いすぎや生活のリズムが関わっているとされています。やさしくお話ししますね。
1. 脳の緊張が続いている
考えごとや緊張が続くと、活動モードの交感神経が優位のままになりやすいとされています。夜になっても休息モードに切り替わらず、体が休むスイッチに入りにくくなります。
2. 生活リズムと光の乱れ
起きる時間や寝る時間がバラバラだったり、夜に強い光を浴び続けると、体内時計が乱れ、自律神経の切り替えのリズムも崩れやすくなると考えられています。
3. 呼吸が浅くなっている
緊張していると、呼吸は自然と浅く速くなりがちです。浅い呼吸は交感神経を優位にしやすく、それがさらに緊張を招くという循環になりやすいとされています。
今日からできる自律神経の整え方
吐く息を長くする呼吸
ゆっくり吐く呼吸は、休息モードの副交感神経を優位にしやすいと言われています。4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて吐く。気づいたときに数回くり返すだけでも、張りつめた気持ちがゆるみやすくなります。
朝の光を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて光を浴びましょう。体内時計が整い、日中は活動モード、夜は休息モードという切り替えのリズムがつくられやすくなるとされています。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
38〜40度くらいのぬるめのお湯は、副交感神経が優位になりやすいと言われています。熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激しやすいので、ゆったり浸かるのがおすすめです。
軽く体を動かす
散歩などの軽い運動は、気持ちの切り替えを助け、夜の眠りを深めやすくすると考えられています。がんばりすぎず、心地よい範囲で十分です。
意識的に「何もしない」時間をつくる
情報を入れ続けると、脳も自律神経も休みにくくなります。スマホから離れて、ただぼんやりする時間を少しでもつくってあげましょう。
それでも整わない、休まらないと感じたら
自律神経は、毎日のちょっとした工夫でやわらぐことも多いもの。でも、「何をしても気が張ったまま」「休んでも休まらない」と感じることもありますよね。そう感じても、大丈夫です。その背景には、脳が休むスイッチに入れないほど疲れている、いわゆる脳疲労が隠れていることもあります。
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よくある質問
自律神経の乱れは自分で整えられますか?
呼吸や生活リズム、光の浴び方など、毎日の習慣で整いやすくなるとされています。ただし、つらい症状が続く場合は医療機関へのご相談をおすすめします。
自律神経と脳疲労は関係がありますか?
関係が深いと考えられています。脳の緊張が続くと交感神経が優位になりやすく、休息モードへの切り替えがうまくいかなくなることがあるとされています。
整うまでにどれくらいかかりますか?
個人差があります。毎日の習慣を少しずつ整えることで、徐々に切り替えがスムーズになっていくと考えられています。
本記事は健康に関する一般的な情報の提供を目的としたもので、特定の疾患の診断・治療・予防を目的とするものではありません。不調が続く場合は医療機関にご相談ください。

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