ダイエット

美容・健康の不調の原因である老廃物をリンパケアで改善

キッチンの掃除をするときに、排水溝が詰まった状態でシンクを掃除するとどうなるでしょう。

せっかくシンクを磨いても、水の流れが悪くなりませんか?

リンパは身体でいう「排水溝」。

ここが詰まっていると、いくら身体に良いことをしても、効果は出づらいことは想像できます。

これを読み進めると、リンパを流せばどんな良いことが起こるのか、効果的なリンパの流し方がわかるようになります。

今はいろんな美容法があるけど、どれをやっても効果が出づらいという方は特にしっかり読むことをおすすめします!

よく耳にする「リンパ」とは

リンパ、リンパと聞きはするけど、「リンパ」ってなんだろう?きちんと説明できる人は、少ないかもしれません。

「リンパ」とは、リンパ管・リンパ液・リンパ節を、総称して簡略化したものになります。

エステなどで、リンパドレナージュ・リンパマッサージ・アロマリンパなどトリートメントを受けた方もいるでしょう。

リンパの働き

リンパの働きは主に2つあります。

リンパの働き

・老廃物の運搬・排出
・ウイルスや細菌から身体を守る

風邪のときなど、体調が優れないときにリンパが腫れるときがありますが、ウイルスや細菌から身体を守るためにがんばってくれている証拠です。

そんなときは無理にリンパを流そうとせずに、免疫力を高めるために身体を温めて、ゆっくり休んでください。

リンパの特性

リンパの特性として、大切なのは2つあります。

1つ目は、リンパも自律神経の支配下にあるので、交感神経が優位になりっぱなしだと流れません。

リラックスして副交感神経が優位になっているときこそ、リンパ菅が広がり流れるようになります。

副交感神経を優位にさせる方法

・深呼吸をしてリラックスをする
・夜はぬるめのお湯に浸かる
・パソコン・スマホの使用は夜は最小限に

2つ目は、血液のポンプは心臓なのに対して、リンパのポンプはふくらはぎの筋肉ということ。

ポンプが硬いとポンプの役割は果たせませんし、そもそもポンプが小さい(ふくらはぎの筋肉量が少ない)と、上がってきません。

なので気をつけないと、流れが悪くなりやすいという特徴を持っています。

鎖骨近くのリンパ節から静脈に流れたり、脇や耳下などにもリンパ節があり、肩首あたりはより流れが悪くなりやすいです。

肩こり、首こりの原因の一つになっています。

なのでリンパのケアは大切なんです。

リンパの流れが悪くなると、どうなるのか?

リンパは身体の排水溝といったように、老廃物がうまく流れない状態になります。

それは美容にも健康にも良くありません。

具体的にはこんな症状に出てきます。

リンパが流れていない症状

・二重あご
・たるみ
・むくみ
・くすみ
・ほうれい線
・肩こり
・首こり
・胸がふっくらしない
・便秘
・背中の厚み
・疲れが取れにくい
・身体が重い
・だるさ
・痩せずらい
・顔の凹凸が少ない
など

現代人の慢性的な悩みもありので、心当たりがある方は多いことでしょう。

老廃物をためこむと良いことはありませんね。

リンパ節は老廃物の出口

リンパ管が集まったところが、リンパ節と呼ばれるところになるんですが、名前よりも場所をしっかり覚えておくと色々な身体のホームケアをするときに役に立ちます。

リンパ節の場所

・耳下腺
・鎖骨
・後頭部
・脇
・腹部
・ひじ
・鼠径部
・ひざ裏

リンパ節に滞りがある人は、この箇所が痛い場合があります。

リンパ節に滞りがない方は、この箇所に向かってオイルやクリームを使って流すと良いでしょう。

リンパの流し方

リンパ節に滞りがある人は、まだ流してはいけません。

流す準備をしてから、始めましょう。

各リンパ節をくるくると回し、動きを加えます。

リンパを流す準備

まずは、耳たぶをつまんで回し、首を回し、肩を回し、お腹もフラフープを回すように動きを加えます。

下半身は、足の付け根(鼠径部)を伸ばしたり、足を付け根から回します。膝や足首も回していきます。

スムーズに動きましたか?

足首がゴキゴキ音が鳴るようだと、危険信号です。

お風呂上がりや、寝る前などリラックスしているときにやると効果的です。

リンパを流す

リンパ節は全身にあるので、スッキリさせたい箇所にアプローチをしていきます。

皮膚を摩擦しない、滑らすものを用意してください。

オイルや、クリーム、パウダー、ジェル、お風呂での石鹸など なんでも良いですが、中にはすぐ浸透して肌を摩擦を加えてしまうものもあるので、注意しましょう。

中には「マッサージ用」と記載されたものもあります。

ちなみにわたしはサロンでの施術ではパウダーを使い、ホームケアはオイルを使っています。

❶顔のリフトアップ・ほうれい線

顔のたるみ、ほうれい線、二重あご、くすみ、むくみに

  1. 耳たぶを10回くらい前から後に回す
  2. 耳の近くから、耳下へリンパを流す
  3. ほお骨の境目、フェイスラインの骨を意識して流す

夜寝る前や、朝にすると化粧のりも良くなります。

❷二の腕、肩こり、バストアップ

これを続けると、二の腕ほっそりなのにバストは豊満!という女性が憧れる体型に近づけます。

  1. 鎖骨を摩る
  2. 腕を回す
  3. 脇をつまむ
  4. 二の腕から、脇へリンパを流す
  5. 背中から、脇へリンパを流す
  6. 肩から、鎖骨へリンパを流す

❸便秘

身体の老廃物の75%は便からですので、便秘は美容にも健康にも大敵です。

  1. 足を付け根から回す
  2. 大腸に沿って、「の」の字にリンパを流す

❹足のむくみ、冷えの改善に

腰回りから下は鼠蹊部が老廃物の出口ですが、デスクワークが多いからか近年ここのリンパが詰まっている方が非常に多いので、意識しましょう。

  1. 足を付け根から回す
  2. 足くびを回す
  3. 前ももは足の付け根(鼠径部)へリンパを流す
  4. ヒップや腰の張り腰回りも、鼠径部へリンパを流す
  5. ふくらはぎはひざ裏のリンパへ流す

全身のリンパを流すと体重も減る

全身のリンパを綺麗に流すと、体重がびっくりするほど減ります。

1回の施術で3キロ減る方もザラにいます。

それは少しカラクリがあって、脂肪と老廃物だと重さが違うからです。

老廃物はいわば「汚れた水」。

油は水に浮くほど軽いので、老廃物が排出されるだけで体重が簡単に減ります。

その後、老廃物がなくなった身体は代謝が良くなるので、脂肪も減りやすい状態になります。

この状態で普段のお手入れをすると、いつもの倍以上に効果が出やすくなっています。

なのでエステに行く前、サウナに行く前、運動する前などにリンパを流してから出かけましょう。

リンパを流すときの注意事項

はじめに少し記載しましたが、リンパは免疫機能もあるので、体調がすぐれないとき、炎症を起こしている時などは控えましょう。

リンパを流すときに意識すると効果的ことをまとめました。

リンパを流すときに意識すること
  • 水分(白湯)をとる
  • 身体を温める
  • リラックスをして行う

毎日のきれいの習慣にぜひ取り入れてみてください。

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